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出産行進曲♪ [妊娠生活つれづれ]

生後3か月にもなって、いまさらですが。
出産体験の詳細を書いてなかったことが
ずっと心残りだったので、書いてみます。
長いです(笑)

2008年1月19日、午前0時。
昼間の健診の結果、予定日よりも出産が遅れそうということで
すっかり油断したダンナが帰ってこず、連絡もない。
切れながら待つ。
お腹が張るなーとは思いつつ、
怒りで気に留めてなかった。

午前1時。
酔っ払って帰ってきたダンナに、泣きながら怒る。
なんとか和解して、眠る。

午前3時。
おかしな痛みで目が覚める。
今までにない痛み。陣痛だ、と直感。
そしてお腹の子どもが下がった気が。
痛みを計ると、なんと5分間隔。
子どもが「この夫婦ヤバイから早く生まれなきゃ」と
思ったのかも、と後日考えた(笑)

午前3時20分。
病院に電話。
昼間の診察で、子宮口が開いていなかったので、
自宅でリラックスしながら子宮口が開くのを待つように言われる。
次に連絡するのは、以下のどれかのとき。
1.陣痛が2~3分おきになる
2.破水する
3.腰が割れそうに痛くなる
「まだ病院行ったらだめなの?」と
ちょっと目の前が真っ暗になる。
ダンナを起こすも、酔いが覚めてない&寝ぼけていたので
いらついて(笑)寝かせておくことにする。

午前3時半~6時過ぎ
横になったり、正座したり、貧乏ゆすりをしてみたりと
様々な方法で陣痛をやりすごしながら、
ひたすら間隔を計る。
腰も痛いけど、「割れそう」ではないし、と思いながら。
とにかく早く病院へ行きたかった。

午前6時半頃
陣痛が3分間隔になったので、病院に再度電話。
来ていいと言われ、ダンナを起こす。
酔いは覚めていたけど、なんだか動きが鈍くていらつく(笑)
この頃私は歩くのがやっと、という状態。

午前7時頃~
ダンナの運転で病院に到着。
当直の助産師さんに
「痛いときに目を閉じるとパニックになるから
 しっかり開けててね」と言われる。
陣痛の合間に内診。
子宮口がほぼ全開で、いい陣痛がきているみたいなので
この陣痛を使って産んでしまいましょう、と言われ
入院する部屋にも寄らず、直接分娩室へ。
「家でがんばってくれたから、
 2時間くらいで産まれると思う」と言われ
「え?そんなに早く?」とびっくり。
初産だし、10時間くらいはかかる覚悟だったので
かなり気が楽になる。

ダンナは両家に連絡。
立ち会い希望ではなかったので、そのまま外で待機してもらう。

分娩台で着替えさせてもらい、
陣痛の強さを測定され、
破水させられて、分娩体制に。
一度の陣痛で2回いきむようにと教えられる。
声や息を出さずに、力をすべていきむことに使う。
かなり上手とほめられた。
(みんなをそうやって励ましてるんだろうけど)
でも腰がすごく痛いし、
左足がつりそうで大変だった。
(結局このとき左足の筋を痛めたらしく、
 産後2か月くらい調子がおかしかった)

病院の方針なのかはわからないけど、
「いきみたいときにいきんで、
 弱めの陣痛はやり過ごして
 自分のペースで産んでいい」
という出産方法だった。
これはマイペースな私に合っていた。
大勢のひとに囲まれて声をかけられながら、ではなく
いきみたくなったら
「いきみたいです」と自分で声をかけて、
先生と助産師さんのふたりが手伝ってくれて、という感じだった。
ちなみにこの先生と助産師さんはご姉妹。
おふたりのお父さんが院長先生の個人病院です。
アットホームな感じで、
顔見知りの方に出産させてもらえてよかった。

産まれそうで産まれない状態は苦しかったけど、
母が常々
「お産はみんながやってることだから、
 痛くても大騒ぎしたり叫んだりしないように」と
言っていたので、その教えに従い、
どんなに痛くても弱音は吐かないようにがんばった。
あとは子持ちの友達や知り合いの顔を思い浮かべて
「みんなもがんばったんだ」と思うようにした。

あとは呼吸をちゃんとしないと赤ちゃんが酸欠になる、という
雑誌の記事をよく覚えていたので
合唱で鍛えた腹式呼吸をフル活用して
意識的に呼吸するようにした。

そして2時間が経過。
「頭が見えてきてるし、もうすぐ」と言われて
「それって子どもは苦しいんじゃ?急がなきゃ」と勝手にあせる。
大きな陣痛がきたので
「この陣痛で産んでやる!」と決めて
通常2回いきむところを、つい3回いきんでしまい、
9時18分、見事出産(笑)
先生と助産師さんには予定外で
「あら産まれちゃった!」って感じだった(笑)

ただ無茶したので「ぶちぶちっ」と裂けた(苦笑)
その代償は後日払うことに。
2週間ほど、すごく痛かった。
でもそのときはとにかく本能的に
産むことしか頭になくて、痛みは感じなかった。
…でもやっぱり後々痛いので、
これから産むひとは無茶しないことをおすすめします(笑)

陣痛から出産まで、時間にすると6時間弱なので
安産だと言われたし、自分でもそう思った。
痛かったことに変わりはないけど。
あれを10数時間とか、数日間とか
経験したひとを尊敬する…。ほんとに。

産まれて初めてかけた言葉は
「元気でよかった」でした。
本当にほっとした。
あと「お疲れさま」と。
子どももがんばったので。

出産直後.JPG
産まれてすぐの娘。
大きさも顔も今とはかなり違います。
今、3か月になった娘が
寝ころんで一人で遊んでいるのを見ると、
本当に元気でよかったと感謝の気持ちでいっぱいになります。

出産ってすごく本能的な
女の行為だ、と強く感じた。
あんなに本能に任せて力いっぱいやったことなんて
私の人生でほかにない。

ひとがひとを産むのがこんなに大変で、
元気で生きているって奇跡みたいなことなんだって
みんながわかっていたら
簡単にひとを殺すこともなくなるんじゃないかな。
大げさかもしれないけど、そう思う。

こうして出産を振り返ってみると
改めて子育てに向けて気がひきしまった、気がする。
これからも、些細なことで悩んだりするだろうけど
あの時を思い出せばがんばれる、かなー。

おまけ。
私は必死な自分を見られたくなくて
ダンナの立ち会いは断ったけど、
こんなにがんばって産んだのよ、ということをわかってもらうために
立ち会ってもらうのも一つの手だったな、と思ったりもする。
少なくとも今よりは子育てをヒトゴトと思えなくなるんじゃ。
…立ち会い出産された方、どうですか?(笑)
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生まれました! [妊娠生活つれづれ]

本日9時18分、3380グラムの元気な女の子を出産しました!

深夜3時の陣痛から出産まで、約6時間のスピード安産でした。

詳細はまたおいおい。
ひとまず応援してくださったみなさん、ありがとうございました!


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大きすぎ…? [妊娠生活つれづれ]

今日も週に一度の検診に行ってきました。

子宮口の開き具合は、先週からあまり進んでいなかったらしく、
「ちょっと刺激しておくね」と先生がぐりぐり…。
…うう。かーなーり痛いです。でも我慢我慢。
だって生むのはもっと痛いだろうし。

それから超音波でぷちこの様子を確認。
おお、今日も元気だわ。
そして大きさを測ると…先生が困惑した声で
「3600グラム?いや、これはないと思いますけど」
再度計測、でも結果は同じ…。
「誤差を考えても、3400グラムはあるかもしれませんね」
ええ!たった1週間でそんなに大きく!
焼肉もりもり食べたからかしら(笑)
でも羊水はたくさんあるので、危険ではないとのこと。
「そろそろ生まれてほしいね~」と苦笑されつつ、検診終了。

予定日の21日まであと3日ですが、過ぎるかも、とのことでした。
一応予定日当日に通院して、お腹の張り具合などを見るそうです。

私自身が小柄な方なので、
あんまり大きくならないでね~、と願いつつ。
まあ、元気だったらいいか。がんばろう。

ちなみに実家の母に「3400グラムくらいあるって~」と報告したら
爆笑されました。爆笑かよ!


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改めて、命について考えてみた [妊娠生活つれづれ]

阪神淡路大震災から今日で13年目。
朝から様々な関連ニュースが流れていました。

震災当時、私は高校生で地元にいたのですが、
新聞で報じられる犠牲者の数が日に日に増えていったのを
よく覚えています。
受験のために関西を訪れたときにも被災地を通り、
がれきの山々に言葉を失ったことも…。

「何年経っても、家族を亡くした悲しみは癒されない」と
ある年配の男性がインタビューでおっしゃっていました。
6000人以上の犠牲者の方々の陰に、
その何倍もの悲しみを抱えた人々がいる。

生後2週間の子が、
強盗に殺されたニュースも報道されていました。
長い間お腹の中で大事に育てて、
苦しい思いに耐えながら出産して、
幸せの絶頂からたった2週間。
母親の気持ちを想像すると、やりきれません。

今まさにひとつの命を生み出そうとしているこの身だからこそ、
その大切さを伝えていきたい。

そして、ひとつの命を大切に育める世の中でありますように。


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祖母ふたり、待機中。 [妊娠生活つれづれ]

先週末、実家に電話をしたら
聞きなれないおばあちゃんみたいな声が。

母がひどい風邪をひいていたのでした(苦笑)
どうもお正月に甥っ子から風邪をもらったようだ、とのこと。
声が出ないだけで、あとはどこも悪くないけれど
お産に間に合うように急いで治さないと、と言っていました。

昨日電話してみると、母の風邪は見事完治。
今週は寒くなりそうなので、
いつこちらに来ることになってもいいように準備しないと、と
やる気まんまんです。

うちの母にとって、孫は3人目になるのですが、
兄嫁のお産は2度とも帝王切開で日付が決まっていたので
予定がはっきりしていて移動もしやすく。
一方、私はいつ産気づくかわからないし、
いざ入院しても生まれるまで何時間かかるかわからないし、
福岡→大阪の移動にも時間がかかるし…と不安材料は多々。
それでも来てもらえるのは心強いです。

大阪にいるお義母さんは、定期便のように毎日電話をくださいます。
こちらは初孫で、また気合いが違うようです。
平日でも、お仕事を休む段取りをつけてくださっているそうです。
ダンナ様よりも確実にお産に間に合うかも(笑)

頼もしいふたりのおばあちゃんも待っててくれる。
ぷっちーも私たち夫婦も、本当に幸せです♪


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